やなべしょうがっこうのホームページ
作品しょうかい3
正坊とクロ・張紅倫(ちょうこうりん)・手ぶくろを買いに
花の木村と盗人たち・百姓の足、坊さんの足
和太郎さんと牛
正坊とクロ
サーカス団の正坊は、クマのクロとなかよしでした。クロが病気になると、正坊でしか薬を飲ませられないほどでした。そんなある日、サーカス団がやめることになり、クロは動物園に売られることになりました。
張紅倫(ちょうこうりん)
日露戦争のころ、青木少佐(しょうさ)は穴の中に落ちて、出られなくなってしまいました。そんなとき、中国人の張紅倫に助けられました。戦争が終わり、10年が過ぎました。日本に帰った青木少佐は、張紅倫にそっくりな若者と出会うのですが……。
手ぶくろを買いに
ある日、子ぎつねが遊んでいると、パン粉のような粉雪がかぶさってきました。子ぎつねは、母ぎつねに言いました。「お母ちゃん、おててが冷たい。」 それを聞いた母ぎつねは、夜になったら手ぶくろを買いに行ってやろうと思いました。夜になりました。母ぎつねは、出かけようと思いましたが、人間の町でとんだ目にあったことを思い出しました。考えた末、子ぎつねだけで町に行かせることにしました。さて、子ぎつねは無事に手ぶくろが買えるでしょうか。
花の木村と盗人たち
昔、花の木村に5人組の盗人がやってきました。しかし、盗人のかしら以外は、みんな盗人になったばかりで、失敗ばっかり。そんな手下と違い、かしらは小さな子どもから牛をあずかります。何もしていないのに、もう1頭の牛が手に入ったと満足するかしら。でも、かしらの目にはなぜか涙がうかびます。悪さばかりしていたかしらの目に、なぜなみだが出てきたのでしょうか。盗人たちは、これからどんなふうに変わっていくのでしょうか。ぜひ、この作品を読んでみてください。
百姓の菊治(きくじ)さんは、雲華寺(うんげじ)のおしょうさんが米初穂(こめはつほ)を集めるのに、おともをしました。米初穂とは、その年の秋にとれた新しいお米のことです。お米を運ぶのは、菊治の仕事でしたが、菊治さんはお米をこぼしてしまいました。(関連 光蓮寺)
和太郎さんと牛
和太郎は大の酒好きで、仕事の帰りには、いつも牛といっしょに酒屋に立ち寄っていました。ある日のこと、和太郎さんは牛に運ばせていた酒をこぼしてしまいました。もったいないので、それを牛になめさせました。牛はおいしそうになめたのですが……。